2011年6月28日火曜日

梅雨はどこへやら…

こんにちは、ユニアスの山田です。
先週あたりから気温がグッと上がり、段々と夏らしくなってきましたね。
今日気象庁の天気図の48時間後予想を見たら、梅雨前線が東北付近に位置したままなんです。
梅雨は、南の方から太平洋高気圧が発達してきて、梅雨前線を北に押し上げることで「明ける」んですが・・・これで晴れ間が続けば、関東も梅雨明けでしょうかね。
九州では例年より2週間程度早く梅雨が明けました。ただ、梅雨入りも早く、空梅雨というわけでは無かったようです。むしろ降水量は例年の約2倍。しかし、関東は例年より雨が少なめです。もう少し梅雨が伸びても良いかもしれませんね。

気象庁のサイトには気象に関する様々な統計データが載っているんですが、自分で天気予報をして当たるかどうか確かめてみると面白いですね。数時間後くらいの予想なら、結構当たるんです。数年前にゲリラ豪雨が多かった時は、自分で大学の周辺の天気を予想して傘を持っていくかどうかを決めていました。
科学的に言うと「データ」の「解釈」をしているわけですが、データから導き出される解釈は得てして複数あるわけで、最もらしい解釈を採用するんですけど、もちろんハズれることもあります。
科学的に導かれた結論が必ずしも真理ではない、と言われると大層な文言のようですが、自分で天気予報をしてみると身近にその意味を感じ取ることが出来るんじゃないかと思います。

さて、山田家では出来るだけ冷房を使わずにこの夏を乗り切ろうと、扇風機の配置をいろいろと工夫しています。
ロフトで寝ているので、熱がこもって大変なんですが・・・我が家のロフトにはなんと窓があるんです。
最初は扇風機をリビングに置き、窓際の空気をロフトに送っていました。確かにロフトに風は来るんですが、寝苦しさはあまり変わりません。不思議です。
そこで、ロフトの窓の前に扇風機を置きました。風がビュンビュン当たってきて確かに涼しいんですが・・・うるさいです(笑)
そしてビックリ、網戸にびっしりとホコリが張り付いていました。外気を勢い良く中に取り込み続けると、網戸は汚れるわけですね。ロフトの窓の前が雨樋になっているのも原因の一つでしょう。
とにかく、これでまた扇風機の位置を変える必要が出て来ました。夏本番が到来する前に、最高の配置を見つけたいものです。
どなたかオススメの扇風機の使い方をご存知の方がいましたら、ぜひ教えてください♪

2011年6月27日月曜日

地球惑星科学バーvol.3へ向けて

はじめまして、ユニアスの千葉です。
普段は大学院で古地震・古気候を研究しています。
今回のサイエンスバーは、東北地方太平洋沖地震、関東地震に関する話題です。

実は、僕は宮城県の出身です。あの日多くのものが波に飲まれました。
昔起こった津波を研究している者としても、非常にショックでした。

研究者は現場を知らずにものを語ることはできませんし、人助けに肩書きはいらないと思ったので、今月初頭、宮城県(多賀城・東松島)にボランティアに行ってきました。
主な作業は床下の泥の撤去や、庭の泥の撤去でした。
こちらから用意する道具はマスク、ゴム手袋、長靴、レインスーツのみで大丈夫でした(宿泊施設がない場合はテントが必要です)。

ニュースで度々見られたような大きな瓦礫はまだありますが、人力では動かせないので、今後住める可能性のある家を中心に片付けていました。
アクセスがいいボランティアセンターでは、1日150人ほどの人が集まるそうです。
ただし、どんどんボランティアの数は減少傾向にあるようです。アクセスが悪い地域では、ボランティアの数がさらに少ない傾向にあるため、より深刻です。
ボランティアは主に3Kの作業ですが、会社を挙げて参加している方々や、学生も多くいます。ほとんど男女関係なく和気あいあいとやっています。
実際の被害の現実を直視する意味でも、現地との交流という点からも、そして人助けという点からも、やる意義は大きいと思います。
僕自身、現実を受け入れるきっかけにもなりましたし、地元の方々から逆にたくさん励まされました。
「何かしなければ」と思い当たったら、確実に力になれる方法ですので、ボランティアへの参加はお勧めです。今後も需要は大いにあります。

そして、ボランティアに参加しつつ、改めてサイエンスコミュニケーションを通じて、地震を見つめなおす必要があるとも感じました。古地震の情報について、津波の情報について、そして現実的な地震予知とは?その理解のためにはやはり直接研究者との語り合いが必要です。こうしたことは、直接被災していない地域で行うことが大切だと思います。例えば首都圏ではこれからどうすればいいのか?

僕らに今できること、その方法の一つがこのサイエンスバーだと思っています。

詳細の発表まで、もう少々お待ちください。

2011年6月10日金曜日

日本科学未来館、6月11日に震災後再オープン(の予定)

ご無沙汰しております。
ユニアスのさとうけんじです。

突然ですが、3月11日以降臨時閉館していたお台場の日本科学未来館。
ちょうど3ヶ月後の明日、6月11日に再オープンの予定みたいですね。

「つながりプロジェクト」や

「メイキング・オブ・東京スカイツリー」など


気になる展示が目白押しです。
http://www.miraikan.jst.go.jp/

新年度になってからおかげ様で忙しい日々を送っていますが、
たとえどんなに時間がなくても未来館には行きたいです。

ユニアスと未来館は切っても切れない関係にあると、
個人的には思っています。
理由を知りたいかたは、次回7月下旬開催予定の
地球惑星科学バーvol.3にお越しくださいw

次回の地球惑星科学バーでは、「地震」をテーマに取り上げます。
現在、スタッフ一同開催に向けて準備に奔走しております。

日程やディスカッションのポイントなど、
詳細が決まりしだいブログやツイッター、mixi、Facebook等で
お知らせいたします。

ユニアスファンやそうでない方も、しばしお待ちを〜

さとうけんじ

2011年3月19日土曜日

東北地方太平洋沖地震、長野県・新潟県地震、静岡県地震で被害に遭われた方たちへ

こんにちは、ユニアスの山田健太郎です。スタッフを代表してブログを
書かせていただきます。
東北太平洋沖地震、長野県・新潟県の地震から一週間以上が過ぎました。
また、静岡県で起きた地震からもあっという間に数日が経ちました。
この度は、これらの地震の被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

ユニアスのメンバーは全員東京近辺に住んでいるため、皆震度5強程度の揺れを
経験しました。
私は地震発生時、大学で実験中でした。
15時から昼ご飯を食べようと知人と約束していて、午前中から処理を進めていた
サンプルがようやく片付こうかとしていた14時46分、地震は起こりました。
幸いにも私は冷静で、最初の揺れの時間(初期微動継続時間(※1))から
震源が遠いことを知り、首都直下型地震(※2)では無いと判断し、まずは
火、危険な薬品の有無を確認した上で、隣の部屋にいた後輩に、
頭上に落下しそうな物が無いことを確認するよう伝えました。
その後は揺れが収まってから避難しようと思ったのですが、
想像以上に揺れの時間が長く、まだ強い揺れが残る中、
避難する事になりました。

地球惑星科学を世間に知ってもらう・理解してもらう・一緒に考えてもらうという
活動をしている私たちは、「地球惑星科学は一般の方の生活からかけ離れ
過ぎていて、研究者と意見を交換する事は難しいのかもしれない」と
悩んだこともありました。
しかし、私たちは地球の上に住んでいます。地球や惑星を理解する事は、
自分たちの住んでいる環境を理解する事です。
そして、自分を取り巻く環境について、研究者と共に語り合うことは
やはりとても大切なことだと感じました。

また、今回、地震後に様々な情報が錯綜いたしました。
情報は、今の時代では手に入れようと思えばいくらでも手に入ります。
その中から、信頼できる、有用な情報を手に入れることは
生きていく上でとても重要です。
特に今回は地震や原子力といった、科学的素養が求められる情報が
多かったです。
しかし、このような情報に直面した際、その情報の価値を自分自身で
値踏みする事は難しいです。
ぜひ、信頼できる情報源を持つことと、できれば複数の情報源を持つことを
心がけていただければと思います。
私が今回の震災時に情報源として信頼しているサイトをご紹介します。

「サイエンス・メディア・センター」
http://smc-japan.sakura.ne.jp/

ご活用ください。

震災に遭われました皆さまが、一日でも早く普段の生活に戻れますよう、
お祈り申し上げます。

スタッフ一同

※1・・・地震の縦波(P波、押し引きの波)が到達してから横波(S波、揺さぶる波)が到達するまでの時間。震源からの距離が遠いほど、縦波が到達してから横波が到達するまでの時間が開いて行くため、震源からの距離を大まかに知る参考になる。

※2・・・海溝沿いで起こる地震では無く、首都の下にある断層が動いて起こる地震のこと。

2011年2月16日水曜日

地球惑星科学バーVol.2終了!

こんにちは!ユニアスの山田です。
雪から始まった今週ですが、何だか暖かくなってきた気がします。
もしかして春が近いのでしょうか。三寒四温といった感じですが、こうやって徐々に春へと移り変わって行くんですかね。

2月13日に行われた地球惑星科学バーVol.2は、雪の間に挟まれた晴天の日に行われたこともあり、大盛況のうちに終了いたしました!
さて、簡単に当日の様子を振り返ってみたいと思います。
当日は12名の参加者にお集まりいただきました。
まずはゲストの関根さんからのレクチャーです。

関根さん、最初から良い勢いでビールを飲んでました(笑)
元々熱く、聴く人の心をゆさぶるような語り口でお話しすることは知っていたのですが、お酒が入っていたこともあって、ラフに、しかしますます情熱的に話されていました。

途中で惑星探査に関連して、少し政治の話で盛り上がりました。巨額の税金が投入されるプロジェクトですから、そういう話を面と向かって行うのも大切なことなのです。

日本の惑星探査プロジェクトが世界の中でどれだけイニシアチブを取れるのか、そしてまだ地球上の誰も知らない未踏の地へ到達できるのか。夢は尽きません。

レクチャーは熱く盛り上がり、予定時間を大幅に越えて1時間程かかりました。
この後に続く議論に向けて、場が良い感じで盛り上がりました。

議論はみなさん、それぞれの考えを積極的に語っていらっしゃいました。
どういう切り口で問題を見つめるかは十人十色です。ですが、それぞれ様々な考えの根拠を示しながら、自身の考えを表に出し、他の参加者と語り合うことが大切です。

イベント終了後も、会場の店のオーナーや店長も交え、まだまだ語り合いは終わりません。この後、一名が飲み過ぎでつぶれて寝てしまいました(笑)
しかし、それだけ盛り上がったということですね。地球惑星科学バーは店の営業時間外に開催しているのですが、営業時間に入ってからも2時間以上盛り上がっていたようです。

地球惑星科学バーの魅力は、このライブ感です。科学者と語り合い、意見をぶつけ合い、お互いが理解し合うということが、これからの時代には大切だと思います。

次回は4月下旬頃の開催を予定しています☆




2011年1月31日月曜日

地球惑星科学バーVol.2!

こんにちは、ユニアスの山田です!
1月も今日で終わりですね。年始の慌ただしい1ヶ月、ユニアスのメンバーの
学生たちはテンヤワンヤでした。

さて、今回は地球惑星科学バーVol.2のお知らせです☆
前回と同様、バーでオシャレに地球惑星科学について
あれやこれや議論してみませんか?
Vol.1では太古の昔の話がメインとなりましたが、今回は
空間的にトリップをしてみましょう。
キーワードは、地球外生命体の可能性、第二の地球。
ビビビッと来た方はぜひご参加下さい!

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「地球惑星科学バー Vol.2
【日時】2011年2月13日()13:00-15:00
【場所】アイリッシュパブ・クラン(clann) (東急東横線自由が丘駅南口から徒歩15)
【講師】関根康人(東京大学助教)
【ファシリテーター】山田健太郎(国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ)
【対象】大学生・専門学校生以上
【定員】30
【料金】参加費500円+別途ドリンクオーダー
【募集締め切り】2月11日(金)
【主催】Universal Earth
【申し込み方法】Eメールに以下の項目をお書きになり、件名に「地球惑星科学バー申し込み」と表記の上、universalearth.sc(at)gmail.com ((at)は@に直してください)にお申し込みください。

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氏名:
フリガナ:
ご職業(自由記入欄です)
ご連絡先メールアドレス:

また、以下の質問にもお答えください。字数制限はありません。ここで回答していただいた内容をイベントの中で用いることがあります。あらかじめご了承ください。

Q1.
「生命」とは何ですか?あなたならどのように定義しますか?

Q2.
人間が生きて帰って来れる範囲内の星に、地球外生命体が望遠鏡や探査機によって
発見されるかもしれません。
もしそうなったら、果たしてそこに人間は行くべきだと思いますか?
また、行くとしたらどういう人(国籍、職業、年齢など)が行くべきだと思いますか?
それぞれ理由も付けてお答え下さい。

Q3.
その他、研究者に意見をうかがってみたいことがありましたら、ご自由にお書きください。

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バレンタインも近いですし、カップルでの参加も大歓迎です!
ご応募、お待ちしております☆

2011年1月9日日曜日

☆A HAPPY NEW YEAR 2011☆


あけましておめでとうございます。
遅いご挨拶になりましたが、今年もユニアスをよろしくお願いします。

昨年10月に発足したユニアス。
11月には記念すべきイベント「地球惑星科学バーvol.1」を行いました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

次回の「地球惑星科学バーvol.2」も現在準備中。
今年も色んな方とたくさんお会いできますように。
ユニアスにとってさらなる飛躍を目指す1年です。

みなさんにも幸多き年でありますように!!


ユニアス一同。