2014年9月29日月曜日

「オーロラバー」開催レポート!

こんにちは。ユニアスの大島です。
気づけばキンモクセイの華やかな香りがするようになりましたね。

今回は先週開催された「オーロラバー」をレポートします!

9月21日(日)のゲストは片岡龍峰さん(国立極地研究所)。
30人近くの方にお越しいただきました。満員御礼!



オーロラと聞くとその神秘的な美しさもさながら、地球と宇宙のつながりを連想させますね。
実はその科学的側面はいまだ謎に包まれています。
前半は、これまでの研究で明らかにされたオーロラの原理をレクチャーしていただきました。




イントロから惜しみなく映し出されるオーロラ写真に会場もうっとり…
そこから少しずつオーロラの科学に迫っていきます。

オーロラを作る要素は「太陽風」、「地磁気」、「大気」の3つがあり、
それらの条件がととのった惑星では観測されているそうです。
ちなみに緑色のオーロラは、酸素に"汚染"されている地球だから見える色なんだそうです。
そういえば今回のフライヤーを彩ったオーロラの写真も緑色でしたね。





後半はオーロラの3D写真ショー!
実際の観測の様子や観測機器も紹介され、参加者のみなさんも興味津々です。



観測で使われているカメラはメーカーから超一級ものを提供していただいているそうですが、極寒のアラスカでは故障が絶えないそうです。
片岡さんが語るリアルな体験を聞くことが出来るのも、サイエンスカフェならではですね。

イベント終了後も、数多くの方が残ってオーロラの魅力を熱心に語り合っていらっしゃいました。
そういえば今回の参加者の中には、実際にオーロラを観たことのある方も数名いらしたそうです。
華やかなオーロラの写真を眺めながら、いつか私も本物のオーロラを観に行ってみたい!と思いました。

今週の10月1日、私たちユニアスはおかげさまで4周年をむかえます。
これからも続々とイベントを企画していきます。乞うご期待!
次回の地球惑星科学バーもお楽しみに!

2014年9月19日金曜日

オーロラバーの裏側

こんにちは!山田です。

もうオーロラバー開催まであと40時間を切りました。サイエンスカフェとかサイエンスバーは気軽に楽しめる場にしたいな〜と思っていても、運営する側はやっぱり少しは緊張してしまうものです。
さて、今回は、オーロラバーの裏側を少しだけ紹介します!
以前の投稿にも書いたのですが、オーロラバーは「第6回東京国際科学フェスティバル」というイベントの公式イベントに登録されています。
この東京国際科学フェスティバルというイベントには各個人や団体が9月から10月にかけて主催する科学イベントが数多く登録されており、東京を中心に科学を市民ベースで盛り上げて行こうという取り組みです。
フェスティバルの運営にも参加されている「三鷹ネットワーク大学」様の方でフライヤーを置いていただけるとのことで、本日は三鷹の方に行ってきましたのでその報告をしたいと思います。

三鷹ネットワークのオフィスはまさしく三鷹駅の目の前にあります。行政窓口と同じビルに入っており、市民の憩いの場といった感じです。


こちらのビルに入り、階段を上ると、すぐにオフィスが。窓口の方に事情をお話し、無事にフライヤーを設置しました!


こうやって見てみると、なかなか目立ちます(笑)一人でも多くの方に知ってもらえるよう願うばかりです。
そして帰り道、会場であるアイリッシュパブ・クランに立ち寄り、そこでもフライヤーを置かせてもらいました。


フライヤーを持っているのは、いつも地球惑星科学バーの際にお店側の代表として協力していただいているカツヤさんです。ユニアスももうすぐ設立して4年が経ちますが、その黎明期からカツヤさんには見守ってもらっています。感謝。

ユニアスの活動はスタッフだけでなく、様々な方々の協力の上に成り立っていることを改めて感じました。というわけで、ユニアスの裏側の一部を紹介しました!それ以外の裏側については、ぜひオーロラバーに来て見てみてくださいね。


2014年9月2日火曜日

オーロラトリビア

さて、ユニアス名物の予習も兼ねたトリビアクイズを今回も紹介します!
ツイッターでも1日1問出題していきます。ツイッターでご覧になっている方は20日間にわたってオーロラについて考えを巡らすことになるわけですね。
まずはオーロラの基礎知識を頭に入れて、オーロラバーでオーロラ博士とオーロラトークをしましょう!

今回の問題はこちら!全て◯×問題です。

Q1. 太陽のプラズマと地球の大気が作用してオーロラは発生する。
Q2. オーロラは北極点や南極点で最もよく観測される。
Q3. オーロラは他の惑星でも観測される。
Q4. オーロラの色は大気中の成分を反映する。
Q5. 日本ではオーロラは観測されない。
Q6. オーロラは普通のカメラでは捉えられない程の短時間で脈打つことがある。
Q7. オーロラが発生する高度はほぼ一定である。

さて、いかがでしょうか?知っていることもあれば、意外と分からないものも…。
では、解答を見てみましょう!




A1.
太陽風と呼ばれる太陽プラズマが地球磁気圏と相互作用し、そこから地球大気まで降りてくることによってオーロラが発生します。
A2.×
オーロラがよく発生する場所は、北極点や南極点よりも、それより少し低緯度の地域にドーナツ状に分布します。
A3.
火星、金星、木星、土星、天王星、海王星で出現することが確認されています。その星が磁場と大気を持つことが、オーロラが発生するための重要な条件です。
A4.
Q1にもあるように、オーロラは太陽風と地球大気の間で起こる現象です。その色は地球大気に含まれる成分(主に窒素、酸素)によって変化します。
A5.×
日本でもオーロラが観測されたことがあります。ただし、頻度は高くありません。
A6.
近年の研究の結果、100分の23秒という非常に短い時間で脈打つオーロラが発見されました。
A7.×
三角測量を応用してオーロラの高度を計測した結果、オーロラの種類によって発生高度が異なることが近年明らかになりました。

さて、どれだけ正解できたでしょうか?
よく分からなかったところは、オーロラバーでゲストの片岡さんに聞いてみましょう!

地球惑星科学バーVol.11「オーロラバー」開催!


こんにちは、ユニアスの山田です!
暑かったと思いきや、突然秋の兆しが感じられるような天候に変わってきましたね。まだまだ残暑がありそうですが、そろそろ気分は秋モードでしょうか。
さて、921日に地球惑星科学バーVol.11を開催いたします!今回のテーマは「オーロラ」。緑や赤色の光のカーテンが夜空に映る写真や映像をご覧になった方も多いかと思います。最近では宇宙ステーションから見たオーロラの映像も見ることが出来ますね。地球上で最も美しい自然現象の一つといっても過言ではないでしょう。




オーロラは美しいだけでなく、科学的にも重要な側面を持っています。宇宙と地球の間で何が起こっているのかを、オーロラから読み解くこともできます。神秘的な美しさと科学的な面白さを合わせ持つオーロラのことをもっと知ってみませんか?
※本イベントは、第6回東京国際科学フェスティバルの公式イベントとして開催されます。

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【日時】2014921日(日)15:00-17:00
【会場】アイリッシュパブ・クラン(東急東横線自由が丘駅南口から徒歩30秒)TEL: 03-3725-9116
住所: 東京都目黒区自由が丘1-8-18 自由が丘ノーブルビル3F
【ゲスト】片岡龍峰さん(国立極地研究所)
【ファシリテーター】山田健太郎(国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ)
【対象】どなたでも (※参加はどなたでも可能ですが、講演内容は高校生以上向けとなります。)
【料金】500円(※ドリンクは別途2ドリンクオーダーになります。メニューにはソフトドリンクもございます。)
【募集締切り】920日(土)
【主催】Universal Earth
【申し込み方法】申し込みはこちらからお願いいたします。
※店内は全面禁煙ですが、屋外に喫煙スペースを設ける予定です。
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お申し込みお待ちしております!

2014年8月12日火曜日

「結晶・鉱物バー」開催レポート!

こんにちは、ユニアスの佐藤です。
暑い日がつづき夏バテ気味ですが、そんな東京の夏をさらに熱くした「結晶・鉱物バー」。その開催の様子をご報告いたします。


7月27日(日)のゲストは興野純さん。
容姿のさわやかさもさることながら、はつらつとした話し振りが印象的でした。
(会場のアイリッシュパブ・クランは、自由が丘駅から徒歩30秒という駅近なだけに、電車の音もそこそこ響いてきます。が、興野さんの声は一番後ろの席まで良く聞こえました^^)

前半、最初のつかみポイントは「ア○と雪の女王」(笑)
流行にのりながら氷の結晶に関する豆知識ものせてくるという、これぞまさにサイエンスバーの王道(!?)という話術、参加者の皆さんもどんどん興野さんのお話に魅き込まれていました。

途中、地学と思いきや物理や化学の話も(かなりがっつりめに)出てきました。

高校までの知識しかない私は、スクリーンに映し出された絵を見てなんとなく分かったつもり(^_^;;


後半、「持続的発展が可能な社会のための鉱物学」と題し、参加者を交えたディスカッションを行ないました。


持続的発展が可能な社会を考えた場合、これからも地球上にある安価な天然の鉱物資源を用いた方が良いか、それとも、コストはかかるが人工的に作ったものを用いた方が良いか。参加者の皆さんの中でも意見は分かれました。
興野さんからは「都市鉱山」という言葉も紹介されました。
廃棄された携帯電話やパソコンの部品に含まれる貴重な資源。それらを鉱山と見立てて「都市鉱山」と呼んでいるそうです。
そのような都市鉱山から有用な資源を再活用するために、私たちはどうすればよいのでしょうか。リサイクルの技術を発展させていくことはもちろん、廃棄物を適切に回収するための法制度整備や市民の意識の向上、教育なども重要ではないかという意見も出されました。


さて、ユニアスは次回のイベントの準備も進めています。近日中にブログ等で告知する予定ですので、どうぞお見逃しなく!

2014年7月14日月曜日

「結晶・鉱物バー」を開催します!


結晶・鉱物バー ~地球惑星科学バーVol.10~
 
 
 
鉱物学・結晶学は馴染みのあまり無い分野かもしれません。鉱物といえば宝石、結晶といえば雪のイメージかもしれません。しかし鉱物は私たちの日常に密接にかかわっています。私たちが住む地球を構成する最小の単位は鉱物です。砂も粘土も鉱物。水晶もダイヤモンドも鉱物。骨や貝殻、そして雪や氷も広い意味では鉱物です。雪の結晶のように、鉱物はそれぞれ幾何学的な美しさと輝きを持っています。鉱物の見た目の違いはその構造(結晶構造)と化学組成に由来します。そしてこの分野においてとても大切なことは、鉱物はそれ自体がいつどこでどのように形成されたのか、その場所・条件・時間の履歴を持っていることです。さらに社会との接点に目を向けると、鉱物学は、資源探索・新素材の開発・地球史の解明など、内容も多岐に渡ります。そんな、実は身近で深い鉱物と結晶の話をみんなで楽しみましょう!

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【日時】2014727 () 12:00 ? 14:00
【会場】アイリッシュパブ・クラン (東急東横線自由が丘駅南口から徒歩30)
 TEL: 03-3725-9116 住所: 東京都目黒区自由が丘1-8-18自由が丘ノーブルビル3F
【ゲスト】興野純さん (筑波大学・生命環境系)
【ファシリテーター】千葉崇(筑波大学・生命環境系)
【対象】大学生・専門学校生以上 ※参加はどなたでも可能ですが、内容は上記の参加者向けとなります
【料金】500 (※ドリンクは別料2ドリンクオーダーになります.メニューにはソフトドリンクもあります)
【募集締め切り】726 ()
【主催】Universal Earth
【申し込み方法】こちらからお申し込みください
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2013年11月3日日曜日

もしも地球惑星科学で科学コミュニケーションするなら


今月開催されるサイエンスアゴラ2013で、
もしも地球惑星科学で科学コミュニケーションするなら
というテーマのパネルディスカッションを行います!
「地球惑星科学」は、地球及び惑星の成り立ちやそこで起こる現象を解明するといった、とても広い範囲に跨る研究分野です。この分野には、地質の研究のみならず、地球の生い立ち、宇宙生命体の探索、生物の進化、気候の変動、地震・・・など様々な研究分野があります。
この分野の成果は本やインターネットを通じて社会に還元され広く認知されているものもありますが、基礎研究的な側面が強く社会との親和性が低いものもあります。
どんな場面で、何を伝えればいいのか?果たしてこの分野に適した「科学コミュニケーション」の「かたち」とは?
本イベントでは、科学に関連する職業を持ち、かつ地球惑星科学に関連したバックグラウンドを持つ3名のゲストをお招きします。このパネルディスカッションで、参加者の方々とともに地球惑星科学にとって適した科学コミュニケーションの「かたち」を考えてみましょう!


日時:11/10(日)10:30-12:00
場所:日本科学未来館 7階 会議室1
事前参加登録不要
参加費無料・どなたでも参加できます

パネリスト
大坪 誠さん(産業技術総合研究所研究員)
井上智広さん(NHKプロデューサー)
内尾優子さん(国立科学博物館職員)

ファシリテーター
山田健太郎(東京大学研究員)