2013年2月20日水曜日

「南極カフェ」開催レポート!


こんにちは!ユニアスの大島です。
寒い日が続いていますね…
ユニアスのメンバーのうち半数が大学院卒業を控えており、私もようやく修士論文を提出しました(>_<)

すっかりご無沙汰になってしまいましたが、昨年11月のサイエンスアゴラで行われた「南極カフェ」についてリポートします!


前回のイベントでは国立極地研究所の菅沼悠介さんをゲストに迎え、過去の地球環境変動のお話から南極調査のリアルな体験談、さらには研究予算の話まで、ディープに掘りさげて議論されました。

今回は当日参加の方がほとんどでしたが、なかには南極越冬隊に詳しい方も!
サイエンスアゴラのイベントということで、様々な年代層の方に来ていただけました。


コーヒーブレイクでは、菅沼さんご自身が南極で着用していた装備品の数々が展示されました。
テレビでしか見たことのない重装備の数々…
実はこれらのほとんど、メーカーからサンプルとして提供されているそうです。

コーヒーブレイクのあとのディスカッションでは、主に研究予算の使い道の話題になりました。
南極調査の予算のうちの半分以上は、実は燃料費だそうです。
菅沼さんの研究されている"過去の地球環境変動"は、将来の環境変動の予測にはとても重要である一方、直接の成果が見えにくいものでもあります。

研究コストと研究成果の社会への還元、ユニアスのこれまでのイベントでもよく話題にあがりますが、地球惑星科学ならではの課題ですね。

最近では政権もかわり、科学研究予算の再分配が進められています。
これまでの仕分けの経験も踏まえ、コストと成果について考えながら研究を進めてもらいたいですね。

少人数ではありましたが、ご参加いただいたみなさんありがとうございました!