2012年7月6日金曜日

フォースタルバー 〜 地球惑星科学バー Vol.6 〜 開催報告


こんにちは、ユニアスの佐藤です(^^)

いやぁ~、624日に開催された
フォースタルバー
めっちゃ楽しかったです!


ゲストの吉田英嗣さん(自然地理・地形 学者)のお話は非常に分かりやすく、かつ面白くて、スタッフの私も聞き入ってしまいました。
お酒を飲んだ勢いでど素人の私が質問しても、吉田さんは優しく丁寧に答えてくださいました♪


左がゲストの吉田さん、右がファシリテーターを務めたユニアスの千葉



さて、今回のフォースタルバーの内容はどんなだったか??
個人的に特に印象に残った点を2つ紹介したいと思います。



ひとつ目はこれ、
「富士山はいつか崩壊する」

これを聞いたときは、とにかくショックでした。
日本のシンボル「Mt. Fuji」も、いつかは無くなってしまうんですね... 涙

研究者の間では当たり前の共通認識となっているということにも、
さらに驚きでした。
人間(日本人)の時間軸では、「動かざること山の如し」と言うくらい、
不動のものとしてとらえられている山。
そんな山のなかには、長い時間をかけて、
「生まれては消え〜消えては生まれて〜」
を繰り返しているものもあるんですね。

ふぁ~、想像するだけでわくわくしますね



ふたつ目は、
「低頻度かつ大規模な自然現象をどうとらえるか」
というお話。

正直、これまで「山体崩壊」という言葉すら聞いたことがありませんでしたが、映像を見てその威力に度肝を抜かれました。
(山がゴッポリ崩れ落ちる現象です

生きている間には経験しないかもしれない。
でも起こったら被害は尋常じゃない。

そんな自然現象を前に、私たちはいったいどんな対策をしたら良いのか。
あまりにもスケールが大きすぎて思考停止に陥ってしまいます... orz


山が崩れて一気に流れ落ちてくる様子... 目を疑います(o_o;


そこで吉田さんが紹介してくださったのが、
「災害リスク=被害/発生確率」
としてとらえて、大規模自然災害を客観的に考えやすくする方法や、
インターネットでも公表されている「ハザードマップ」の存在です。
「これまでの研究の成果は防災のためにちゃんと活用されてきているんだ!」と思いを馳せながら、今度じっくりハザードマップを眺めてみようと思います^^



その後は、ユニアス恒例のディスカッションタイム♪
会場の参加者のみなさんを交え、
「自然災害に関する情報伝達のあり方」について
活発な議論をおこないました。





自由が丘のオシャンティーなバーでおいしいお酒と科学を味わう、
最高の昼下がりでした♪

お店の入り口にさりげなく飾られたフォースタルバーのチラシ




今回ゲストでいらっしゃった吉田さんに限らず、ユニアスのゲストは、
気さくで、話が面白くて、個性的で、人間味溢れる方々ばかりです!

次回のイベントは9月頃を予定しています☆
ご興味がある方はぜひ次回のイベントにいらしてくださいね~