2010年11月13日土曜日

【地球惑星科学バーVol.1】終了いたしました!

11月7日に開催された「地球惑星科学バーVol.1」ですが、好評の内に終了いたしました!
申し込んでくださった方、参加していただいた方、どうもありがとうございました。
せっかくなので、当日の様子を載せてみます☆

まず、地球惑星科学バーはメールで質問に回答するところから始まります。
ここに載せることが出来ないのが残念ですが、参加者の方たちはそれこそ
十人十色の考えをお持ちでした。

さて、まずは今回のゲスト講師の方のお話です。
良い感じの雰囲気のバーに集まる大人たち、そこに加わる子連れの研究者、
柏山祐一郎さん(左)!


ちなみに右は僕(山田)です。

日曜の昼下がり、まったりした雰囲気で話は進み、続いて議論タイムへ。


みなさんに自分の考えを述べていただきました。
そしてそれを整理して行き、柏山さんにも意見を述べていただきました。

時間が過ぎるのはあっという間で、議論の尽きぬまま終了。
議論をすることの大切さを感じてもらい、解けない問題にどう取り組んだら
良いのか、少しでも考えるきっかけになればと思います。
一部の参加者の方はイベント後も残り、他の方とお話しされていました。

というわけで、最初ということもあって至らぬ点も多々あったとは思いますが、
今後も「議論できる地球惑星科学バー」を続けて行きたいと思います!
また次回もよろしくお願いします☆

P.S. ユニアススタッフが全員帰る時まで(おそらくその後も)、
バーのマスターと常連さんが地球を巡って激しい議論を行っていました。
あの熱意・・・すごい!

2010年11月6日土曜日

スタッフもがんばって考えてみました・その4

はじめまして、ユニアススタッフの佐藤健二です。
遅ればせながら、簡単に自己紹介させていただきます。
大学は早稲田です。商学部の5年です。
専門はコーポレートファイナンスと経済実験です。
が、技術経営、科学技術社会論、サイエンスコミュニケーション、などにも興味があります。
今がんばって勉強しているところです。


ちなみに早稲田大学は、文系と理系のキャンパスが別々の場所にあります。
文系と理系の間に物理的な隔たりがあるわけです。
今までそれは当たり前の事だと思っていました。
ところがどっこい、実はそんなことないんですね。
昨年1年間、とあるアメリカの大学に留学したのですが、
現地の大学では、学部1、2年生は専門に縛られず幅広い科目を履修している人がたくさんいました。
3、4年生になって自分の専門を決めるようになっても、
「ダブルメジャー」という裏技を使う人もいたり。


早稲田では当たり前のことも、他では全然違う。
外に出ることで、客観的に自分を見つめなおすことができる。
客観的に自分を見ることで、新たな発見が生まれたりする。

異分野、異文化の人と接することは、すなわち自分の可能性を広げることにつながるのかなと。
新たな自分を見つける場。
「サイエンスバー」



はい、ということで、さっそく質問に答えてみます。


Q1. 「温暖化対策のために海中にパイプを設置してはどうか」

条件付き賛成

「やってみたら?」が本音。
ただやっぱり、実験室での実験とは違って、失敗したら取り返しがつかないことになりそう。
かといって、「どういうリスクがあるか分からないから」と言って何もしないと、結局ずっと何もしないことになりそう。だって完全にリスクを回避することはできないと思うから。
考えられる限りのリスクを回避することは必要だけど、何も行動しないのもリスクになりうると思う。

うーん、文系っぽい答えな気がする笑


Q2. 「人間が生物をあえて保護すること」

条件付き賛成

人間のためになるように、保護すべき。
人間は持ち前の知能を活かして、これまで発展してきたと思います。
その知能を活かして、ある生物を生かしておくことが人間のためになると判断したのであれば、保護すべきと思います。
(ちなみに、”本当に”生物を保護したいのなら、人類がいなくなることが一番効果がある気がします。笑)


えー、まとまってない感が溢れ出ていますが、以上です。

それではみなさん、ご来場お待ちしております。

2010年11月5日金曜日

スタッフも考えてみました その3

どうも、ユニアスのスタッフ横浜国立大学経営学部2年の下越 翔平(しもこし しょうへい)です。サイエンスに関しての知識は高校のときにやった、物理生物化学の知識しかありませんw
ですので、今回の古生物学に関しての知識は・・・多分ゼロです。
普段は、ネットサーフィンをしたり、ぶらぶらしたり適当に過ごしています。

さて、今回の質問ですが
1:反対です。そもそも、地球温暖化が悪いと決めつけている前提でこの論理が進んでいるので、そこから考えた方がいいと思います。
2:反対です。絶滅した動物が人間の所為だとしても、他の動物もある種を絶滅させていることもあるだろうから、しょうがないとおもいます。

こんな感じで気軽に書いてください。
イベントの参加を心よりお待ちしております。

2010年11月2日火曜日

スタッフも答えてみます・その2


こんにちは、ユニアススタッフの結城亜寿香(ゆうきあすか)といいます。
同じくスタッフの山田さんからバトンをいただきました!
私も簡単な自己紹介と、今回のサイエンスカフェの質問に答えてみたいと思います!

私は現在、武蔵野美術大学で視覚伝達デザイン学科に在籍中、4年生です。
美大生なのでサイエンスの研究は全くしていません。科学初心者です。
普段は写真を撮ったり、お仕事でイラストレーションを描いたり、主にはものづくりをしています。視覚を通じて情報を伝達することを始め、人と人が出会い、コミュニケーションをとるために、デザインを使ってどういう仕掛けや手助けができるのかを考えています。

趣味は写真を撮ったり、美術館に行ったり、本屋さんも好きです。
おいしいものを食べたり。お酒も好きです。
特技は鉛筆をカッターでキレイに削れること。悩みは器用貧乏。


さてそんな私ですが、質問に答えてみようと思います!

Q1. この質問はサイエンスビギナーな私には結構難しくて悩みました。
正直反論できるだけの知識もあまりないのでどうしようかと。しかし私は反対です。
「上空に雲を増やす」と、外側からの太陽光は遮断されますが、地球の天気は悪くなるわけで、そうすると植物の成長に影響が出て、私たちの毎日の生活は不安定になるんじゃないかと思うのです。(最近では室内でライトを付け野菜を育てているらしいですが、雲を増やして天候が悪くなった対策として、そのための施設建設等でますます自然環境が破壊されそうで恐いです。)


Q2. 私は反対です。
山田さんとほぼ同意見ですが、人間も生物のひとつの種であり、わけあってこの地球上に存在しています。私たち人間の進化の末に、今のような生活があるのだと思います。その中で影響しあった結果、動物が絶滅してしまうことは、致し方ないと思うのです。しかし人間は自分たちの生産や行動を自制する知能を備えています。何もかも破壊しても良しとして前に進むのではなく、どこまで踏み込むのか、自然との境界線をきちんと見極めて、共存していければいいと思います。何かが絶滅して失われてしまうというのは、やはりいい気持ちのしないものだと思うのです。


質問結構悩みますね。どれも答えがでないものばかり。でもちょっと視点を変えれば、私たちの生活の中からとっかかりを見つけることができそうです。
スタッフとして恥ずかしいですが、私も地球惑星科学は超初心者で、知識も全くありません。サイエンスカフェに参加されるみなさんと一緒にこれから知識を深めていけたら嬉しいです。


会場でお会いできるのを楽しみにしています☆

2010年11月1日月曜日

スタッフも答えてみます・その1

こんにちは、スタッフの山田健太郎です!
「サイエンスカフェの質問文、どういう風に答えればいいかよく分かんないヽ(`Д´)ノ」
という意見をもらったので、僕も答えてみようと思います。

と、その前に、簡単に自己紹介をさせていただきます☆
僕は普段は大学院の博士課程で地球惑星科学の研究を行っています。
本当の専門は、昔の生物を研究する「古生物学」や、化学を使って地球を
研究する「地球化学」です。
また、研究だけでなく、サイエンスコミュニケーターとしても活動を行っています。
「何だソレ?」と思う方も多いかもしれませんが、簡単に言うと「研究者たちと
研究者ではない人たちをつなぎ、科学を社会に還元する手伝いをする人」と
いった感じです。
興味がある人はぜひ「サイエンスコミュニケーション」「科学コミュニケーション」で
ググってみてください。

さて、質問に答えてみますね。

Q1. 僕は反対です。なぜなら、「地球温暖化」のことだけを考え、
生態系への影響やそれによってむしろ地球が寒冷化してしまう
かもしれない可能性などを考慮していないように思われるからです。

Q2. これも僕は反対です。人間だって生き物で、大繁栄した結果、
他の生き物にまで影響を与えるようになりました。これは、自然な
ことだと思います。生き物の絶滅の様子を見ると心が痛みますが、
だからといって絶滅しそうな生き物をどんどん保護して行くのも、
何だか不気味に思えます。そもそも、なぜ生物の多様性は守らなく
てはいけないのでしょうか?

こんな感じです。
難しく考えず、答えは直観的でも構いません。
ただ、理由を付けて答えることが大切です。
「何となく」ではなく、他の人に意見をぶつけられるように、
論拠を持った意見であれば短くても大丈夫です☆

このイベントでも、最終的に答えをまとめる必要は必ずしもないのです。
答えが一つにまとまることは無いでしょう。
ただ、「論理的に考えて意見を出す」という科学者の思考回路を
体験してもらいたいのです。

というわけで、そろそろ他のスタッフにバトンタッチします!